「仮想実験によって速度+v系と−v系の運動方程式の違いを見出し、
古典物理学と相対性原理の矛盾を見つけたのじゃ」
{+v系のガリレイ変換}≠ {−v系のガリレイ変換}
(c−v) ≠ (c+v)
τ{+v系のガリレイ変換}=τ{−vのガリレイ変換}
τ{c−v} =τ{c+v}
τ=古典物理学の修正係数
「なんでc+vは−(−v)と書かないで符号をプラスにしちゃったのかな?」
「cからマイナスvを引いたら符号がプラスになるのじゃ」
「そのくらい分かってるよ。そうじゃなくて、
光に対して同じ方向に進む場合と逆方向に進む場合では運動法則は違う
という考えで相対性理論を作ったのかなって素朴な疑問だよ」
「質問の意味がよくわからんが・・・。
プラスとマイナスのベクトルや値の違いだけで運動方程式が変化してしまったら、
法則が無限に出現してしまうではないか。
そんなデタラメが許されるはずがないじゃろう」
「そりゃそうだよね。相対性理論はデタラメな理論だからまぁいいか。
これ見て。はじめから
と書いとけば、−vが値だってことが分かるよね。
式の役割は、運動方程式を比べることだから、値が入り込んじゃマズイんだよ。
この際、プラスだろうがマイナスだろうが演算だけに注目すればいいんだよ。
すると、方程式のカタチだけを比べられて、
τ{ 値a2 − 値a1 }=τ{値b2 −値b1}
τ=1=古典物理学の修正係数
変換係数は1だよ。はじめから修正の必要は無かったってことがスグ分かるね。
「しかし、相対論によって実験の評価は大成功をおさめておるが、
それらが単なる偶然の一致とはとても考えられんのじゃが」
「答えは簡単だよ。古典物理学の実験は評価する式で同じ間違いをしてるからだよ。
たとえばマイケルソン・モーレーの実験なんかは、基本に忠実にキチンと検証すれば
古典物理学の実証実験だってことも分かってくるよ。
「わかった! こうしてはおれん。今日から古典物理学の研究に切り替えじゃっ!」
紛れ込んだマイナス符号を取り除こうとしてるのが相対論の役目。
古典物理学でも同じ見落としがあったから実験と一致するんだね。
専門家の皆さんは気にしないで相対論の研究をしていてください。