相対論的GPS解説の根本的誤り

チマタでは重力波やブラックホールの信ぴょう性を裏付けるのに、いまだにGPSが引っ張り出されている。GPSの仕組みを理解していれば相対論なんか関係ないことはすぐわかるんだけどネ。

海外の相対論学者が、「もしGPSの原子時計の相対論的補正時間を1日分加算したら」と試算した論文を 運悪く日本の間抜けな相対論専門家が見てしまったのがそもそものはじまり。

相対論の必要性を演出するため、単純に光速度を掛けてGPSの誤差として発表しただけじゃなく、誤ったGPSの解説まで広めてしまった。相対論が実生活で役立っていると勘違いしている人は、GPSの原理を再確認して損はないと思うヨ。

point

GPSが相対論の証明になるという意見は、
GPSの原理を根本的に誤解している


それ、三辺測量の原理だヨ!

GPSが相対論の証拠になってるという意見で、GPSの仕組みを説明したサイトや記事を見かけることがよくあるネ。

相対論的GPSの仕組み
相対論的GPSの仕組み(三辺測量)

3つ以上の人工衛星が信号を発した時刻と受信した時刻の差から、人工衛星と受信地点の距離がわかる。GPS衛星の座標はわかっているため、各人工衛星から球面の交点として受信地点が特定されるのである。

この計算に使う光速度は、1日あたりの相対論補正時間の38マイクロ秒で11kmも進んでしまう。この補正がなければカーナビはとても使いものにならんのだ。

ま、相対論のおかげでカーナビ使えてますってウンチクは、だいたいこんな感じの図でGPSの原理を説明した後で、光速度と相対論の1日の補正分を掛け算して、「アインシュタイン、スゴイ!」って関心しているパターンが多い。

複数の人工衛星のデータから特定の1点をアブリ出しているというのは基本的に間違ってないようなんだけど・・・


つまり、宇宙規模で測量してるってことだネ。

そうとおり。宇宙規模で距離が正確な測距が可能になったのは相対論的補正のおかげである。補正をしなければ1日に数kmも誤差が生じて、とても使いものにならなかったのだ。


距離を実測してるということ?
どこに相対論が関係してるの?

人工衛星から受信地点の間を電波が届くまでの時間と電波の速度を掛け合わせれは距離が出る。この速度は当然、光速度を採用するため、わずかな時間補正でも計測距離に大きな影響を与えるのだ。

この補正はすでにGPSに採用されており、相対論が誤りなどと言うならカーナビを使う資格はない!

大丈夫。その説明のGPSを利用してる人なんて一人もいないヨ。だって、これ昔からからある三辺測量の原理を説明しただけじゃん。GPSの説明じゃない!

これってどういうこと?



説明の目的は相対論のアピール


カーナビも携帯もポケモンGOも
 相対論(我々専門家)のおかげである!
 研究のための税金を惜しんではならない!!

おっきな穴ボコ掘ったり、巨大な装置を作り続けるのに多額の税金使ってることつっこまれないように、相対論が役に立ってることをアピールするのに必死。これもみんな、GPSの相対論的補正が無視できないという話からきている。

そして、その計算に登場するのが三辺測量の原理だけで説明されてるGPS。そもそも、なんで日本では「カーナビが機能するのは相対性理論のおかげ」なんて、厚かましい都市伝説が流されているんだろうね。

もとはといえば、近年になって、光の速度とかけ離れた日常生活に何の恩恵ももたらしていない相対性理論の疑似科学性が認識されるようになると、本を売ったり商売している学者が活動が限定されるようになって来た。座標変換のミスから発生してる時空理論を現実世界に応用できるわけないからネ。

ちょうどそんな時、うまい具合に海外のニール・アシュビーという相対論学者が、GPS衛星に搭載されている原子時計の相対論的補正量として1日累積した場合の試算を論文で発表した。これを見た日本のおバカな相対論学者が、さらに計算式を単純に書き直して、

相対論的補正の効果 =(相対論による1日時刻のずれ)×(速度
           ≒ 時刻のずれ38マイクロ秒間  × 30万Km/秒
           ≒ 11km

   相対論的補正がなければ、カーナビはとても使い物にならん。

と、わずかな時刻修正分に光速を掛け合わせたてモノスゴイ距離を出してしまった。

もちろん、ニール・アシュビーも相対論の有用性をアピールしようとしたのは同じだけど、実際のGPSの計算方法ではなく、あくまで仮想的なシステムでの試算というカタチで発表している。

技術屋さんの詳しい説明と相対論的な説明では根本的に目的が違うので、当然、計算結果に違いが出てくる。測量などの技術的な説明では、正確な数値に近づけいるために計算手法が工夫されているのに対して、相対論的説明では、いかに誤差が大きく出て相対論の必要性をアピールできるかというのが課題になっている。

そのために、実際に運用されているシステムより誤差を大きく出してくれるシステムの方が好都合。もし、実際のGPSシステムと同じように相対論的計算したら、「なんだ、相対論の影響なんて全然ないじゃん!」って、みんなが納得しちゃうという事態になりかねない。そこで、

GPSの仕組みは単純である。

と、相対論的補正が結果的に相殺しているシステムの演算部分を全部省略した架空ののGPSを登場させてしまう。それが三辺測量の原理だけで説明されてるGPSだヨ。本当のGPSの開発者は、搭載する原子時計に何億分の1秒の相対論的補正で数キロもの誤差が出てしまうな設計をするほどマヌケじゃない。

ちなみに日本で相対論やアインシュタインのおかげと騒いでる

point

GPSシステムの本当の開発者は、
ブラッドフォード・パーキンソン
(Bradford Parkinson)さんだヨ。

もちろんその他大勢いる。日系人もネ。

マイケルソン干渉計を発明して困難な計測を可能にしたマイケルソンさんも軍人で発明家だったけど、二人とも同じアインシュタインに功績を横取りされるなんて奇妙だネ。ま、世の中すべて相対論のおかげと豪語する学者もいるし、先人の功績に敬意を払えない学問は科学の世界に必要ない気がする。


必要なのは時刻データの処理方法


GPS衛星に搭載された原子時計が相対論的な補正で進み方を調整されているということは、調整しないときと比べて時刻がずれるということ。つまり、相対論的補正の影響を計算するにはGPSで時刻データをどう処理してるかを知る必要があるネ。

GPS衛星から信号が発信された時刻とカーナビが受信するまでの時刻の差と光速度を掛け合わせて伝搬距離を算出している。発信時刻に相対論の影響が直接現れるからである。

そうなんだ。そのためにGPSの仕組みを説明してるんだネ。でも、ほとんど三辺測量の原理だけで済ませてるのは、なぜ? 三辺測量の「」は文字通り辺の長さのことだから、原子時計の補正とは関係ないような気がする。

GPS衛星からの電波をカーナビが受信するまでの距離こそ三辺測量の原理の各辺に相当するではないか。この辺から現在地を割り出すGPSの仕組みを三辺測量の原理で解説することは何ら問題ない!

じゃなくて、原子時計の時刻データをどう処理するかを知りたかったのに、三辺測量の原理持ってこられたらホンマツテントウじゃないかってこと。電波で測ろうと巻尺で測ろうと、計測し終わったデータを応用するだけの話だから。

だから? 測定方法を限定していないならば、電波を利用しているGPSも該当するではないか。

学者が本気で気づかないのか、わざととぼけているのかわからないけど、三辺測量の原理は、はじめから任意の長さの辺が複数与えられて、各辺の固定された一端を中心に球を描いたときに交差する1点を求めるもの。

説明された原理の範囲内で問題解決をしようとしたら、辺の長さの求め方やその計測プロセスを気にすることなく、ただ与えられた距離を使って座標を特定すればいいだけ。原子時計の相対論的補正も処理済みで、各GPS衛星からの距離が確定している状態を想定しているよネ。

その距離相対論的補正が含まれているからこそ、
 後からでも補正の効果が算出可能なのだ。


そうかな? ここで整理して、落ち着いてよーく考えてみよう。

まずは・・・
相対論の有用性の立証に先立って、
GPSの仕組みを三辺測量の原理のモデルによって簡易的に説明した。

ここから先は、導入したモデルが包括していないことを検証している。

さらに・・・
GPS衛星に搭載されている原子時計の相対論的補正を証明するため、
補正分に相当する伝搬時間と光速度を掛け合わせて補正の効果を計算し、
無視できないほどの誤差を算出できたことで、相対論の有用性を立証した。
 (ただし、
この検証モデルには、GPS特有の時刻処理は含まれていない。

ということは・・・
GPSやカーナビにおける相対論的効果の影響や有用性は、
GPSの時刻処理計算を除外したモデルで立証されている。

なんじゃコリャー! 相対論的効果の証明って、はじめから時刻処理の入っていない簡略化されたGPSモデルを紹介しといて、最後まで相対論的補正分が消えないようにしてたんだネ。バカバカしい。

そりゃそうだよねネー。宇宙を飛んでる人工衛星を利用して、1億分の1秒を問題にしてるシステムなんだから、小学校レベルの[時刻の誤差]×[光速度]の数式1つでシステム全体の精度を計算しましたって言われてもネー。

時計機能の付いた光波測距儀とかだと、
「よう新入り! 時刻合ってねぇ光波が何千万kmも誤差出ちまうの当たり前だろっ! 誤差が許されねぇ現場は、巻尺用意しとけってあれほど言ったじゃねえか!」
って、測量屋さんあるあるだと思う? そんなバカな設計してる測定器、ゼッタイ買わないよネ。

実際、相対論的補正をした原子時計の影響なんて、その他の原因と比べるとあまりも小さすぎて、測量関係の資料なら、「GPSにおおける相対論的補正は、他の誤差要因と比較して極めて軽微であるため、ここでは単に紹介に留める」程度しか触れられていない。


まとめると、

point

GPSにおける相対論的時刻補正の検証は、
補正を相殺する時刻処理を省略したGPS
を紹介することで成立している。

結局、ニール・アシュビーの仮想的なシステムから始まって日本でアレンジされた相対論的時刻補正の「誤差1日10Km説」は、海外でも拡散されてる。日本で自慢のウンチクが、海外で「迷惑な都市伝説」として疑似科学視されてるのに、これでいいの? 日本の科学。


GPSとカーナビの時刻処理に着目しよう


相対論的時刻補正で進み方を変えた原子時計は、発信時刻情報も変えてしまう。だからって,カーナビが教えてくれる位置情報にもダイレクトに表れるという考え方は、GPSの仕組みを無視している。

複数のGPS衛星からの時刻データをどう処理してるかは、カーナビに内蔵されている処理回路も詳細に調べる必要がある。でも、当たり前だけど、これ結構複雑でめんどくさい。だから、時刻データ処理の流れの一部だけでも紹介しようと思う。

GPSシステムとカーナビの時刻データ処理例

時刻処理だけを摘出すると、今まで見えなかったいろんなことも見えてくる。簡単なGPSの説明だけで分かった気になってた人は、この巧妙なアイデアに感動しない? これが全体のほんの一部だってんだからもう頭が下がりっぱなし!



時刻と時間をはっきり区別する


まず、一番注意しなければないのは、時刻信号を送っているGPSの仕組み上、時刻が主役になるってこと。時刻と時間を厳密に分けて考えなければ処理の流れを追う意味がないヨ。

そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれないけど、実際に、アインシュタインは特殊相対性理論の論文中で、時刻と時間に同じ文字を使って、式の展開を間違えている。「カーナビは相対論のおかげ」や、その他大量の荒唐無稽な理論は、時刻と時間を厳密に分離しなかった当然の結果だヨ。


さて、衛星に搭載されている原子時計が1日当たり45億分の1だけ進み方が不正確だとすれば、当然、発信時刻もずれてしまう。そして発信時刻も同じようにずれるとすると、カーナビ側でGPS衛星の軌道を割り出すときに多少ずれたところから信号が来たと勘違いすることになる。

ただ、この相対論的な影響は無視できるほど小さかったことを別ページ(カーナビの相対論的効果はウソ)で検証しているので、今はそのあとの処理を全体的に見てみよう。

特徴的なのは、時刻信号がカーナビに入ってから、最終的に受信地点をはじき出すまで、距離のデータを必要としていないこと。衛星からの距離で受信地点の座標を求めるなら、距離が入力されていないのは不思議じゃない?

発信時刻受信時刻さえ判明すれば伝搬時間が計算でき、光速とかけ合わせれば距離が出るではないか。

もちろんそうだヨ。だけど、はじめに疑似的に設定した受信時刻を連立計算で確定するのが発信時刻となると、相対論のはなしは総崩れだよネ。時刻データに含まれている原子時計の相対論的補正分は相殺されてしまうからネ。

1日当たり45億分の1秒の違いが出る信号が、発信されて受信されるまでの約0.1秒の間に発生する時刻の誤差だけがこの連立計算を回避していることになる。ざっくりと計算すると1.3Cmほどで済むハズ。どうして相対論の専門家が出す答は7ケタ、およそ1千万倍も多く見積もられてしまうんだろうね。



カーナビの時計は無関係


不正確なカーナビの時計からどうやって
正確な受信時刻をどうやって割り出しているの?

カーナビにはGPS衛星搭載されている原子時計に比較して極めて不正確なクォーツ時計が使用されている。したがって正確なGPSの時刻データで、カーナビの時計を同期する必要がある。この補正を正しく行わないと、もはやカーナビは機能しなくなる。

これはGPS衛星の補正とは別のカーナビ内部の補正の話なんだけど、なぜかこれがGPSシステムの同期とごちゃ混ぜになってることがある。

精度が1か月±10秒しかないクォーツって、1日当たり約0.3秒の誤差が出る。これを45億分の1秒の誤差で10kmも違ってくる相対論式計算に適用すると、1秒当たり、

10(q)×{45億÷0.3(秒)}=450億km

の誤差になる。あらかじめ発信時刻で同期させてあったとしても伝搬時間に0.1秒かかるから45億kmの誤差? こりゃ確かに使い物にならない。

でも待てよ、この数字もおかしいけど、
そもそも何のために同期するの?

カーナビの時計、すなわち受信時刻の方に誤差が含まれていては、
衛星から電波が伝搬した時間が正確に計測できない。そのため定期的に同期する必要がある。

せっかくGPS衛星で45億分の1秒の調整したのに、
最後にカーナビのクオーツ時計に頼るってマヌケじゃない?

だから同期をして正確な原子時計に時刻を合わせる必要があるのだ。

だからって? よけいマヌケっぽくなってんだけど。


相対論で「カーナビ内の時計を同期しているから正確な位置が・・・」という話を要約すると、各衛星からの受信時刻と座標を連立方程式のアルゴリズムで正確な時刻時刻が判明してるはずなのに、カーナビ内の時計と同期してその時計の受信時刻から伝搬時間を計算することになってる。

単純な疑問。同期してからもクォーツ時計はせっせと誤差を作り出しているんだよネ。受信してから受信時刻計算してる間にとんでもないほど大量の誤差が出ちゃって、クォーツ時計の時刻を採用するころは使い物ならないほど誤差だらけになってない?


「カーナビ内の時計を同期しているから正確な位置が・・・」は、だいたいこの程度の落ち。そりゃ正確な原子時計から正確な時刻を算出したら、ついでにカーナビのクォーツ時計も合わせとこうって設計してるのは予想できる。でも、クォーツ時計を基準に受信地点を割り出すって解釈しちゃうのはどうなんだろネ。

point

カーナビの時計を同期できるは
受信時刻判明の後

なんだから。フツーは計算で出した正確な受信時刻使うでしょ。

極端な話、カーナビのシステムクロックさえ動いていれば、カーナビ本体の受信時刻なんかなくても、アルゴリズムの工夫次第で何とでもなる。おやつの時間を初期値に採用したって、あっという間にアルゴリズムが収束して正確な現在地をはじき出してくれるはず。

ただし、おやつの時間だとダイエットしてる人が困るから、「クオーツ時刻の受信時刻でも入れとけば、たまに同期してるから」って、そんなかんじだヨ。



受信時刻は計測していない!


カーナビのクォーツ時計の同期の話や、GPS衛星側の相対論的補正の大きさが話題になるのは、依然として、「受信時刻を計測している」という思い込みがあるからじゃないかな。ここまで連立計算とアルゴリズムも出てきたので結論を言ってしまうと、

point

受信時刻は、計算上の値だから
計測している機器は存在しない。

ところが、

GPSの計算式にはカーナビの受信時刻を入力する項が存在する。これを計測して「正確な受信時刻」に補正しているからこそ受信地点の座標がわかるのだ。

という説明もある。これもよくよく測量関係の式に出てくる「正確な受信時刻」の扱いを見てみると、

疑似受信時刻」=「正確な受信時刻」+「誤差

となっていて、不明な「正確な受信時刻」を「誤差」と組み合わせて「疑似受信時刻」にしている。しかもこの「誤差」というのは、はじめのうちは疑似誤差と考え、連立計算を繰り返すうちに限りなく0に近づくと同時に、疑似の扱いも消滅する。そして最終的に「正確な受信時刻」だけが残されることになる。

このアルゴリズムはカーナビの性能を左右するから、いろんなメーカーの開発者は独自の工夫をして最小最短で答えを出すアルゴリズムを考えるんだと思う。相対論的な発想でシステムを設計したとしたら、売れるのはカーナビじゃなくて相対論の本だけ。

この流れを図にすると。

GPSの受信時刻は実在しない→相対論的補正も実在しない

仮に設定した「疑似受信時刻」は「正確な受信時刻」に差し替わる。もちろん、仮にカーナビの受信時刻を実測値して採用したとしても、最終的に誤差とともに消滅してしまう。

point

カーナビや仮の疑似受信時刻
消去するためにある。


ここまで、相対論的補正をしなかったときに出てくる大きな誤差というのはは、どれも連立計算のアルゴリズムで消去されてまうということがわかったネ。その工程を含まない三辺測量の原理を使って相対論独自のGPSシステムを説明することで、相対論的補正の大切さがアピールされていることも。

45億分の1秒の補正を追跡する議論に、実際のシステムとは違うモデルで説明している理由もわからなければ、訂正しない理由もわからない。難解でも誤りのない解説を心がけるのが科学者の役割じゃない? 



よくあるGPSの勘違い


「カーナビは相対性理論のおかげ」と信じてしまった人たちも一応は自分の頭で考えて納得したんだと思う。だた、ほとんどがGPSシステムの誤った説明からきている。その誤った説明は相対論の専門家だったり、その説明を聞いたシッタカさんだったり、そのパターンは様々。

一般の人がカーナビの仕組みまで詳しく知る必要性はマッタク感じないけど、このままだとまだ悪用されそうだから、GPSとカーナビの誤解をいくつか指摘しておく必要がありそう。




4つの未知数は球の半径?

4つの球が交わる受信地点を摘出するため、4つGPS衛星からの距離、つまり球の半径が未知数である。

これは、GPSの仕組みを球で解説した図からくる誤解。確かにGPS衛星が4つあれば理想的。本当の未知数は受信時刻の座標xyzと時刻tを求めた4つ。この4つがGPSシステムの内部で判明する瞬間まで、球の半径も不明。


4つ目のGPS衛星が必要なのは交点を限定するため?

球が3つでは交点が2点発生してしまう。
1点に特定するためには4つ目のGPS衛星が必要なのである。

これも同じ解説図による誤解。2点のうち1点は、はるか上空にあるからわかるでしょ。わざわざ4つ目のGPS衛星に頼らなても、受信地点の高度が仮のz座標として使えるし。
あくまでも受信時刻を含む未知数が4つだから必要なだけ。


連立計算と普通の計算の違いは?

複数の未知数を求めるのに有効なありふれた手法である。

物理学では当たり前のように使われている手法なのに、計算の流れを考えるときに見落としがちなのは、 式の成立と同時にすべての答えが同時に判明するという点。
カーナビ内部の計算では、球の半径と交点は同時に判明する。
(GPSは判明した半径から交点を求めるモデルではない)


原子時計は相対論的補正されている?

衛星軌道と地上では相対論によって時間の進み方が異なる。
GPS衛星の原子時計の補正のおかげで地球と同期出来ている。

地球と同期がとれてるのが相対論効果のおかげだとすると、
宇宙空間で補正した信号も地球に届くまでに影響を受けるハズ。
補正がキャンセルされずに地表にまで届いているということは、
原子時計に適用されている補正は、相対論とは関係ない。


重力の違いで時間の進み方が違う?

一般相対性理論によれば重力によって時間の進み方が異なる。
地球の表面よりGPS衛星の時間は早く進んでしまうのだ。

重力が強いと時間がゆっくり進むなら、地球の46億年前から、
地球の表面より衛星軌道の空間の時間は約1年未来にある?
衛星がリアルタイムで追尾可能なら物体が影響を受けない証拠。
空間の定義次第で変化する時間をGPSに適用するのは誤り。


Wikipediaで判断する?

GPSにおける相対論の必要性はWikipediaにも書いてある。

Wikipediaは善意のボランティアが議論をして作る辞書だネ。
でも、利権や攻撃のための書込み合戦が問題になっている。
相対論関係者に有利な書込みや無断削除は履歴でも確認できる。
鵜呑みにしないで、みんなで経過も監視する必要があるネ。




point

ほとんどすべての相対論的主張は、
本題に入る手前ですでに間違っている。

簡単で初歩的な説明でも、その背景までさかのぼって自分の頭で考えようってことだネ。